算命学

算命学の完全格とは?10種類の格局とその意味

はじめに|「完全格」とは特別な命式

算命学に興味を持ちはじめると、

完全格(かんぜんかく)という言葉に出会うことがあります。

「完全」と聞くと、なんだか“運が最強な人”のように思えるかもしれません。

でも実際は、完全格には特別な宿命と強い個性、

そして試練が宿っています。

この記事では、

  • 完全格の意味とは?

  • どんな種類があるのか?

  • 完全格の特徴や生き方のヒント

を、算命学初心者の方にもわかりやすくご紹介します。


完全格とは?|「命式が1つの星に統一されている状態」

算命学では、生年月日から導き出される命式により、

「十大主星」と呼ばれる10種類のエネルギー(性格・運命の核)が割り当てられます。

通常の命式では、いくつかの星が混在してバランスをとるのが一般的ですが、

完全格とは…

命式内のすべて、または大部分が1つの星で統一されている状態

つまり、宿命が非常に偏っていて、特定のエネルギーが圧倒的に強く表れている命式です。


完全格の特徴とは?

① 1つの主星が命式を支配

  • 通常は3~4種類の主星が混在しますが、完全格では1種類に偏ります。

  • その星が示す性質が人生に強く影響します。

② 極端な個性・才能

  • 偏りが強いからこそ、突出した能力・強烈な個性が表れます。

  • 芸術、学問、リーダーシップなど、特定分野での大成の可能性。

③ 一般的な命式の読み方が通用しない

  • 通常の“調和・バランス”ではなく、特異性・偏りそのものが宿命

  • 鑑定には高度な読み解きと経験が求められます。

④ 宿命に縛られやすい

  • 宿命の偏りが強いため、選択肢が限られるように感じやすい

  • ただし、それに“従うほどに人生がうまく進む”傾向も。


算命学における完全格の種類一覧(10種)

算命学では、完全格は十大主星それぞれに存在し、以下の10種類に分類されます。

完全格の名称 宿命の中心星 主な特徴・才能
貫索格(かんさくかく) 貫索星 自我・信念・独立心が強い。自分の道を貫く。
石門格(せきもんかく) 石門星 ネットワーク構築、人間関係の天才。協調力が高い。
鳳閣格(ほうかくかく) 鳳閣星 表現力・平和志向・芸術肌。のびのびした生き方を好む。
調舒格(ちょうじょかく) 調舒星 繊細・感受性豊か・芸術家肌。精神性が高い。
禄存格(ろくぞんかく) 禄存星 愛・奉仕・人助け。人気運や財運も強い。
司禄格(しろくかく) 司禄星 安定志向・家庭運・蓄財運に恵まれる。堅実で守りの人。
車騎格(しゃきかく) 車騎星 行動力・スピード・正義感。リーダー向き。
牽牛格(けんぎゅうかく) 牽牛星 責任感・品格・社会的信頼。エリート気質。
龍高格(りゅうこうかく) 龍高星 学び・自由・探求心。変化に強く、海外とも縁が深い。
玉堂格(ぎょくどうかく) 玉堂星 知性・伝統・教育。精神的な深みと安定感。

完全格は、命式内の主星が「全て同一」か「ほぼ同一+従化条件を満たす」ことで成立します。


完全格は「天才型」であり「異端児」でもある

完全格の宿命を持つ人は、次のような特徴があります。

① ハマると圧倒的に強い

  • 自分に合った分野に進めば、突出した結果を残すことができます。

  • たとえば、調舒格ならアーティスト、牽牛格なら経営者や公務員など。


② 一般社会に馴染みにくいことも

  • バランスではなく偏りがあるため、集団や常識からはみ出しやすい傾向があります。

  • だからこそ、自分の世界を確立することが大切になります。


③ 使命を果たす人生を送りやすい

  • 完全格の人は、このために生まれてきたと感じるような場面に出会いやすい。

  • それが人生のテーマであり、魂の目的でもあります。


自分が完全格かどうか調べるには?

完全格は非常に専門的な概念のため、一般の命式自動作成サイトでは判断がつかない場合も多いです。

調べ方のおすすめ:

  •  プロの算命学鑑定士に依頼する

  •  「完全格 判定」に特化したサイトや有料診断を利用

  •  十大主星がすべて同じ or 偏りが強い命式の場合、可能性あり


まとめ|完全格は“特別な偏り”を持つ命式

数ある命式の中でも、完全格は非常に稀少であり、

強い個性・特別な才能・試練・宿命性を兼ね備えています。

  完全格のキーワードまとめ:

  • 特化型・天才型・使命型

  • 社会とのズレ・違和感

  • 才能の尖り=人生の武器

  • ありのままを貫くことが運命のカギ

あなたが完全格かどうかに関わらず、

自分の命式の「偏り」や「特徴」を知ることは、魂の生き方を知るヒントになります

自分を知る旅の中で、算命学があなたの“道しるべ”になりますように。

  • この記事を書いた人

こあら

-算命学